プレゼント

歌詞

初めてもらったプレゼントは 「正しい資格の取り方」 未来永劫安泰はないが せめて安全な道に行け 受け取って数ページ読んで すぐに捨てる勇気はなく 結局数年後引っ越すまで 本棚の一番左にあった 鈍感でいれば無敵だとか 勝者はいつでも好き勝手言うが 優しい世界を望む人も 勝ち負けはちゃんと勝ちたがる 詐欺師が撒いたボロい紙切れ 有り難がって泣く始末 めでたいご様子でご苦労様 選ばれたのは撒いた方なんだけど それでも何故か羨ましかった 信じるものは皆救われないが どうしてあんなに清らかな顔で 濁った涙 流せるの? こんな歌も聞き飽きてんでしょう? ワンマンで200人越えたあたりから 謂れもない悪口を 言われるようになって それも勲章だと虚勢を張って 心の中はいつだって怯えてた 曲を書いて絵を描いて 手遅れの社会性 「今度また会いましょう」 なんてもうやるせねぇ 生きてても 死んでてもどっちでもいいけど 後味の悪さだけは残すなよって 思っているんでしょう 思ってるだけでしょう? 選挙カーだらけのSNS お前らみんな事故ってくれないか 見ているだけで辛いから って 僕が消えた方が早いか 生きてる資格がどこにもない 価値の大きさの化かし合い お父さん お母さん 呼んだことないけど 僕は失敗作でした 苦し紛れ作り出した僕の音楽も 一度だって聴かれないでゴミ 箱行きだ どうせ人が見たいものは 体のいい夢だ 妬み嫉み憎しみは 間に合ってるんだ 母親に浴びせられた恨み言も 父親が壁に向けて話す嘘も 僕が全部間違ってたせいなのか 僕が全部正しくなかったせいか 心全てここにあらずなんて嘘だった 心しかここにはなかったよ僕は ただそれが 見世物になれなかっただけさ 歌いたいことだけが残ってたんだ こんなクソみたいな僕を 許してくれる 人が今日も僕の命を伸ばしている 残る僕のテロメアは彼女の魔法だ あんたが否定した人は神様さ 今でも全部許せないままなんだ あんな本は僕には必要なかった この命一つあるだけでよかった 僕は今日も 愚かなりに生きていくだけなんだ