あの日出会った 瞬間を閉じ込めて ふたりの心 繋いでいた気がしていた 焦りのままに 言葉に詰まる日々を 茜の空が 容易く押し潰していく ほら段々感情絡まって 簡単な判断を諦めて 曖昧にピント合わせ断ち切った 早まった答えを信じて 間違いに気づかないまま 煙となって 消えてしまう 空に解けて 見えなくなる おぼろげな あの日の記憶が 風に吹かれ 歌うように揺れて 涙がそっと 影に映る 透き通る声が 無邪気な顔が 忘れられないまま 季節巡って 花が咲いて 私たちは 大人になる ありふれた 景色の裏側 心の欠片 煙となって 消えてしまう 空に解けて 見えなくなる おぼろげな あの日の記憶が 風に吹かれ 歌うように揺れて 涙がそっと 影に映る 伝う言葉 闇に消えて