夜明けのリリィ(しろさきあやver)

歌詞

今日もまた 変わらない朝がくる 胸に刺さる棘は未だ残ったまま 幼い少女の影 見え隠る 袖引く小さな手 気付かないふりをした 失うものは今更無いから 私である意味もなくて 震える手 逸る鼓動 微笑む少女 ｢諦められないのでしょう｣ 走り出した 頬撫でる冷たい風は 思っていたより心地良くて 雲間から覗く一寸の光が 影を残すその先へ 僕を乗せて 幾度と来る 静かな夕暮れも 不安に押し潰されそうな夜でも この手に伝わる確かな温もり ただそれだけが示す 命の証 ねぇ あの頃は 自然に笑えただとか もう一度やり直したいとか 思い返してみても 甦るのは 変わることない過去だけ 動き出した未来は足音もなく 震える手を強く引いて 立ち止まっても 振り返っても良いから また笑えるその日まで もう泣かないで 壊れるほど強く念じた思いは 君を作ってゆく たとえ ぬかるむ足でも 先が見えなくても ただ進むしかないでしょう 走り出した 頬撫でる冷たい風は 思っていたより心地良くて 必死に追えば消える 小さな足跡 まだ届かなくてもいい どうか聞いて