僕が世界と喧嘩した日の夜も 君は黙って電話に出てくれたんだ 医者に名前を貰わなくても僕が 壊れかけているのは十分 分かってた 人が当然のようにできる話も 高すぎる壁を越える様なもので 底知れないもどかしさを抱えて 君に会うのも 怖いと 思ってしまった 僕が 誰かを守ろうとすれば 運命が余計なことをする 誰にもない物が こんな僕にはあると 君は話していた じゃあそれがなんで2人を 傷つけていたのか これじゃまた君は 「重たい」と言って笑うかも でもさ 分からないままなんだ 君が世界を敵に回してもいいと 僕に黙って戦っていたあの夜に 1人きり 部屋で動け無くなっていた 弱すぎる僕を 許せないのも僕だ すれ違う人の輝きが眩しい 進むべき人生 向かうべき幸せへ この波に ただ君を 乗せることが 僕に出来たら 君は泣いてくれる? 毒が体を 破壊する様に 僕が君を追い詰めたね どこにもない物が こんな場所にはあると 君は気付いてた じゃあそれはなんで2人に 「ここにちゃんといる」って 教えてはくれない? うるさいと言って笑うかも でもさ 許せないままなんだ 悲しそうに笑う 君じゃなくて 嬉しそうに泣く 君を 僕はちゃんと見れるんだろうか 誰にもない物が こんな僕にはあると 君が話したから ここに立ってるんだよ 伝わらない事の方が多いくせに 伝えなきゃいけないこと ばっかりだ 誰にももう僕らには 割り込めないような 力が欲しいよ 僕の 願いを叶えるのは 星や神様じゃない 他でもない僕だ 傷ついた足で立っている ここで 君を探すよ 僕はちゃんと伝えることから 逃げたくないんだ