海の家を歩き回る 白い椅子が砂に残る 君のサンダル片方だけ 波打ち際で揺れていた 帰りのくるま窓を開けて 潮の匂いをまだ探す 言えなかったありがとう 喉の奥で詰まる 夕立のあと 薄い空 広い背中は遠くに 夏の終わりに君を思う 焼けた肌と笑い声 さよならを言えないまま 満ちてく波を見てる もしも来年また会えたら 同じ場所で名前を呼ぶ 消えかけた砂の足跡を 胸の中に残して 冷えきった瓶のラムネ 分け合ったテトラポット 後で食べよって買った 溶けたアイスは甘かった 写真の端に写る雲が あの日の時間を閉じ込める 君の既読がつかない夜 風に吹かれて待っている 届けたい言葉がまるで 蝉の声みたいに小さく 夏の終わりに君を思う 焼けた肌と笑い声 さよならを言えないまま 満ちてく波を見てる もしも来年また会えたら 同じ場所で名前を呼ぶ 消えかけた砂の足跡を 胸の中に残して 忘れたふりならできるけど 忘れることはできないよ あの日の海はそれほど 青く見えたから 夏の終わりに君を思う 焼けた肌と笑い声 さよならを言えないまま 満ちてく波を見てる もしも来年また会えたら 同じ場所で名前を呼ぶ 消えかけた砂の足跡を 胸の中に残して 夏の終わりに君を思う おりた髪と横顔を さよならじゃなく手を振るように 遠くなる波を見送る もしも来年また会えたら 今度はちゃんと伝えるよ 短い夏だったとしても 君に会えてよかった
