真昼の月のように 君の心透かして覗き込めたなら 知らず知らずに傷つけた痛みさえ わかりあえたかな 繰り返し続けた過ちの姿は 愛に飢えた屍 逃げ出すことも引き 返すこともしなかった ただ身をまかせて さよならの言葉は ふたりの未来地図を 静かに消し去った 裏返した心 色を変える三日月 闇に埋れてく太陽の光は 刹那さ残して 紅く染まりゆくパノラマの残像と 思い出刻んだ さよならの日の風 はるか彼方へ吹きつけ 会いたくてたまらない想い 途絶えさせ 雲に隠れた三日月 笑い合えた日々が胸の奥に絡まる 背を向けて歩いた 笑顔と一緒に 闇に消えた三日月 さよならの日の空 憎らしいほど蒼くて ほのかに香る風 紡いだ思い出 薄くにじむ三日月 真昼の月のように