人々が肩をおとして 遠ざかる町 なくことさえ 知らぬ小鳥 僕の心はもどらない 僕によりそった いとしい黒い瞳 薔薇色の人生 それは君とすごした毎日 君の手がいつのまにか はなれてしまった 風の暖かさを なぜか忘れてしまった 朝に昼に夜に 銀色の落葉が 二人の肩をかすめて かすめて行った つかのまの幸せは 夢だったんだと そして悲しいあきらめが 今訪ずれた 君の手がいつのまにか はなれてしまった 風の暖かさを なぜか忘れてしまった 悲しい君のうわさが ここまで追いかけて来る 紫のたばこの煙 何もかもが終ってしまった 人々が肩をおとして 遠ざかる町 恋人たちは 笑いは 笑いはしない 君の手がいつのまにか はなれてしまった 風の暖かさを なぜか忘れてしまった