縋り付く梯子 今日も見当たらず したり顔の夜に食べられる 袖口に付いた涙の数だけ 僕は身軽になれたはずなのに 泡沫の思い出に 枯れない花をあげるよ 醒めかけたその夢に まだ見惚れてるフリして 繰り返す春が徒花を咲かす その場しのぎの優しさでも 糸口 ひとつが 一筋 光が 見つかるまではここにいたい 痛いよ … 泡沫の思い出に 枯れない花をあげるよ 醒めかけたその夢に まだ見惚れてるフリして あなたになれないなら せめてわたしでいようとしたのに ねえ … おねがいだからそばにいて 夜空が赤くとけ出して 部屋には風が吹き出して ここからまた歩き出すよ 途切れたままの約束を 約束を