ふと立ち止まる度 風が運ぶ懐かしい声 惑う靴音に紛れて 記憶の扉をたたく そっとしまい込んでた 風に揺られ過ぎ去った夢 時を重ねた分だけ 膨らむ胸をつつく 肩寄せ歩いた冬の小径 ほほ寄せ見上げた夜空 たわいないそんな時間さえ いつもいつも輝いていた 夢見た日は訪れぬまま 季節が追い越してゆく にじむ背中に紡いだ夢を映して ♪ そっと瞳閉じれば 風が運ぶ懐かしい匂い 春の香りに紛れて 記憶の扉をたたく いつしか同じ手を振る仕草 流れ星を探す癖 何気ないそんな出来事も あなたとだから輝いていた 夢見た日は訪れぬまま 季節が通り過ぎてゆく 色付くままの花びら 海に浮かべて ♪ 夢見た日は訪れぬまま 季節が通り過ぎてゆく 繋いだ手のぬくもり胸に残して 格好悪いほど愛しくて切なくて 夢中で駆け抜けた日々に 支えられて未だ見ぬ 今を歩こう 永久に続く未知へ 風に揺られて