「君の物語のその先を 僕も見ていたいから これから一緒に出かけよう」 そう言った彼はもういない ああ そもそもが違ったんだな 彼が消えた理由が分からないから ああ いっそ忘れてしまえたらな いや こんなキズでも誇りたい きっと誰かがまた差し伸べる手を 私はどうするかな? 分かんない 甘えちゃう気分のときも たまにはあるでしょう その手をもう一度 信じられるかな 「君の物語はつまらない もう興味はないから ここらでさようなら、またいつか」 そう言った彼はどうなった? ああ そもそもが違ったんだな 自分で続けなきゃ終わりもしないし 誰の手もつけさせちゃいけないよ さあ 自分だけの話をしよう きっと誰かに読ませるためだけに 私の物語は進まない だから平易な言葉では 伝わらないことばかりだろう でも伝えたくて 白紙のページのその先を 誰か待ちで汚さないで 傷の数を数える夜に 涙の数を増やさないで あなたの手が 私の傷を 隠すように差し出される その手は決して 取れないけど 信じて また進むんだ きっと誰かに聴かせるためだけに 私のこの歌は進まない つまりは 平易な言葉だけでは綴れない 譲れないもの たとえ壊れても それでも誰かに 聴いて欲しいと願うよ 矛盾してるよね? でも伝えたい 「平易な言葉だけでは 退屈じゃないかい?」 分かったあなただけに この続きを