銑鉄スパイラル

歌詞

黄昏に熔ける街 標さえぼやけて 黒に裏返る いつもの帰り道 赤に浮き沈む この道の先には 目の前の暗闇に 潜む朽ちた迷路 逃げ出すことすら 叶わない檻さえも 崩れて落ちれば 青へと還る 廻り辿り着く場所まで 僕はただ螺旋を駆けるだけ あの日はもう戻らない 前しか踏めなくて だけど迫り来る終わりは 進むべき道まで消してゆく 明日にはもう届かない 終わりなき闇へ 墜ちてゆくだけ 群青に染まる街 灯さえ呑まれて 白を待つ想いさえ 揺らぎ枯れる回廊 抜け出すことすら 能わない盃も 溢れて落ちれば 黒へと染まる 巡り繰り返す時間で 僕はまだ夢幻を迷うだけ 元にはもう戻れない 先すら見えなくて だから始まりの何かを 求め進むことも出来なくて どこにももう帰れない 脆いこの場所で 朽ちてゆくだけ 廻り辿り着く場所まで 僕はただ螺旋を駆けるだけ あの日はもう戻らない 前しか踏めなくて だけど迫り来る終わりは 進むべき道まで消してゆく 明日にはもう届かない 終わりなき闇へ 墜ちてゆくだけ 巡り繰り返す時間で 僕が見た夢幻は儚くて 僕らはもう迷わない 泡沫を散らして だから始まりを夢見た 赤と黒を抱き進むだけ 僕らはもう恐れない 青と白目指し 歩き出すまで