なんだか僕らの毎日は 厚い雲に覆われているみたいで グレー。 制服の中のすましている君は 本当の君じゃないことも知ってる。 だけど手に汗握る瞬間は わりとよくある話に埋もれた。 それもこれも僕にとって 特別ならそれでいい。 いつか色褪せても 瓦礫の中に紛れても、 きっと探し出せる。 あの時の匂いとか? いつか枯れ果てても バケツいっぱいの水をやろう。 水槽のメダカだって 活かしておかなきゃだ! 教室の窓枠分の空から雨が滴って 気分はちょっぴりブルー。 誰彼構わず 泣いてたあの人の気持ちも今なら。 オトナになった僕らにとって 無関係じゃない。 いつか疲れ果てても疑いの目が 晴れずともきっと見つけ出せる。 自分なりの正義とか? いつか枯れ果てても バケツいっぱいの水をやろう。 花壇に群がる蜂と蝶にも春が舞う。 教科書に書いてあることだって 数年後塗りかわって 信じられるのは落書きだけ? いつか色褪せても思ってた道とは 違うくとも 今でも口ずさめる、 あの時の好きな歌。 枯れ果ててもできる 限りの水をやろう。 どこまでいっても繋がれないけど、 そう、 ステイユーアンドアイ 絡まってる滑走路 クラウチングスタートが出遅れて 問題は砂埃の渦中にある? 触れられそうな手、 最後の花火が上がって。 靄の向こうに虹がかかる。 夜行バスで見た日の出 知らない誰かと肩組んで 無理やりでも泣いてみようか。 ゆけ