君は今歌詞を書いてる? 君はまだあの子が好き? 君の夢は変わってない? 大丈夫、僕が叶えるから 教科書をめくる音 鉛筆の筆記音 椅子を引く音 誰かの貧乏ゆすり 体育中の掛け声 スズメの鳴き声 社会と理科の先生の眠くなる声 つまらない授業 目線は時計の針 ノートの隅に自己満のポエムを書き 友だちに見られて バカにされる休み時間 なら図工の工作より歌詞で作品自慢 廊下を走ったり 掃除棚に隠れたり 行き過ぎた言動で先生に叱られたり ホースの先を押さえ 水の掛け合いっこ 花瓶があろうとも 終わらないおにごっこ チャイムの音は優秀なアラーム機能 でもプールの授業後には8割が爆睡 それもわざと見逃した担任の先生は 懲りずに指導してくれた他人の人生 度を超えた冗談で傷付けた女の子 居残りの説教と謝罪をする放課後 きっとこの経験は人としての成長 間違いの先にある成功を学び進む この場所を旅立つ 大人に変わってゆく 桜の木の下へ 埋める箱にこの想いを 今では卒業 それぞれの進路 赤点だろうとそれは青信号 ここまで生きた君は偉いよ 無理には頑張んな、この先も 喧嘩をしても次の日には仲直り っていうのが だんだん難しくなってる お金が絡み出した信頼も増えて 昔は仲良かった友だちが減ってる 先生からの説教に嫌気がさして 強がってタメ口で無理やり反抗する 親からの心配さえうるさく聞こえて 夜中の公園で警察に迷惑をかける 好きな子と付き合って 今は「好きだった子」になり 冗談以外の言葉で傷つけ始めた 反省したこれを 「成長」とは呼びたくない 一生償うんだ あのときもそうだろう 中学一年生の君の夢を叶えた クラブハウス、 お祭りでライブをしているよ これで良かった はずなのに失うものが多すぎるよ この場所を旅立つ 大人に変わってゆく 桜の木の下へ 埋める箱にこの想いを 今では卒業 それぞれの進路 赤点だろうとそれは青信号 ここまで生きた君は偉いよ 無理には頑張んな、この先も