買い物袋をぶら下げた ふたりの影が歩道に揺れる 「ただいま」が似合う冬の街 「寒いね」って笑い合うだけで この静けさも優しさに変わる 北風にさらわれても 君といれば凍えはしない 「そばにおいで」って抱きしめた ぬくもりが愛の温度 コンロの火が青く揺れてる シチューの匂いが部屋に広がる あついかな 味見したら ほら 今日がずっと続けばいいのに 思わずこぼれた言葉が嬉しくて 北風が連れてくる 悩み事も越えていけるから 「大丈夫」って言える日々 それが宝物なんだ 北風が騒いでも 君の声が僕を包む この冬を抱きしめたら 2人で春を迎えにいこう 北風にさらわれても 君といれば凍えはしない 隣ぎゅっと握る手が ゆっくり溶かしてくれるから
