書いたまま 放り投げた雲は 咲いたんだ あの空にめいっぱい 僕は 空いた窓飾りたくて 行ったり来たり 音をただ飲んだ 蒔いたまま 明日を待つ 紫陽花と いつの間にか 朝になる 雨予報に 僕は 明日さえ飾りたいけど 8月の 風はただ泳いだ ほっとしてる あのバスの待合所には 誰もいない なんて言い聞かせる 夏の中に 取りこぼした文字を 凍える前に取ってく 君と 撮りこぼした風景 消える前に撮ってく 風鈴の中にしまえても あの音と共に消えて 欲しい ほっとしてる 君の部屋に続く道も 通らない なんて無理してる 夏の中に 取りこぼした文字を 凍える前に取ってく 君と 撮りこぼした風景 消える前に撮ってく 風鈴の中にしまえても あの音と共に消えて 欲しい