急ぎ足 走り抜けた過去、 そして現在 その身の置き場所が 見つからないまま こうやってあの頃 認めなかった方へ 傾いた理由は なんだったのでしょうね 巧く飾ってしまう君の悪い癖 言葉で言えない私の悪い癖 今日も一つ、また一つ 消えると知りながら 開き直って胡座をかいた私と違って 諦めなかったのが 君の命の美しさの全て 〈♪〉 ねぇ 少しは気付いていられたら ねぇ 私は 君に何を話したでしょうね 〈♪〉 祈りの火、灯し 握りしめた手のうちに 強く浮かび上がる 君にもあるそれが 私を今も動かしている ねぇ 少しは気付いていられたら ねぇ 私に 今頃何が言えたでしょうね こんな小さな祈りの火 一つくらいじゃ何も変わらないと 背を丸める私を 誰も攻めたりはしない 「あなた」が今 そうであるように