幻だと分かって 崩れ行く砂の壁の向こう 溢れ出した終幕の海へ 流された距離... その歴史は眠る事も許されず 流木のように身を削り やっと優しくなれた <♪> 目を閉じ船を浮かべ 光なき闇へと漕ぎ始めた 重ねてゆく争いの海へ 激動の時代に生まれて 歴史の渦に呑み込まれた あなたのように強く生きていたい この想いは 誰も邪魔させはしない サヨナラ愛しい人よ 世界が沈んでゆく 優しい水に包まれ 穏やかな日々を静かな波を 新たな世界を <♪> Ah...いつからだろう? 揺れることのない夢の欠片… その中にあなたがいた 世界が沈んでゆく 優しい水に包まれ 心の底まで深い闇まで あなたを呑み込んで 広がる海…果てなき空へ繋がり 穏やかな日々を静かな風を 運んでくる 世界が沈んでゆく 優しい水に包まれ ただ流れてゆく巡ってゆく 終焉の海を 打ち寄せる波に攫われて 絶え間ない愛に溺れてゆく このまま記憶に沈みたい Ah…あなたの眠る海で