きっと まだ誰も知らない 風の中を歩く私を… 通学路に新しい制服 転校して来たの 秋が始まる頃… 一本の欅から 色づいてくように この街に少しずつ 馴染んで行けたらいい 舞い落ちる枯葉たち 季節を着替えて 昨日とは違う表情の 青空が生まれる 少し みんなとは離れて 不安そうに歩く私に… 声を掛けてくれたクラスメイト 隣に並んだら 古い親友みたい 街角の欅って いつだってやさしい 通(かよ)ってたあの道も 同(おんな)じ風景で… 来年の若葉には 何を想うだろう 思い出がいくつも重なって 木漏れ日が生まれる これからよろしく ひらがなのように 素直な自分で ありのまま… 一本の欅から 色づいてくように この街に少しずつ 馴染んで行けたらいい 舞い落ちる枯葉たち 季節を着替えて 昨日とは違う表情の 青空が生まれる