柔らかい戯れに注いだ朝 唇を辿るように絡んだ爪痕が 疑う事をはじめて 何かが少しずつ音を立てて消えた グラスの向こうに映った 優しい日々が終わりを告げた ずっと側にいるから 忘れないでと 染み付いた言葉さえ 今は何もいらないから ずっと側で笑ってよ 少しだけでいい わかってる 知ってるの いつかの夢が終わっていた事を 「懐かしい匂いね」と 微笑んでみたけれど 羽が生えたとしても 飛べない事ぐらい 戸惑う事を見過ごして 何かを少しずつ合わせようとしたよ 扉の向こうに装った 悲しい日々が終わりを告げた