街に紛れていた泡沫の影が そっと浮かんで消えてゆく 繰り返す景色の穏やかな日々を 壊さないように祈っている 少し折り重なった すれ違いを言い訳にして 木枯らしが吹きすさぶように もう忘れると決めたはずだったのに あの日あの時会わなければ 癒えないまま夜が来て 胸の奥に閉じ込めたの 消えない炎がたぎっている 髪を切ってみた少しくらいの 仄かな移ろいを見透かされた 2人折り重なった 温もりが溶け合うように 木枯らしが吹きすさぶように もう離れると決めたはずだったのに あの日あの時会わなければ 消えないまま朝が来て 夢の中に押し込めたんだ 裸の心を狂わせる あの日あの時会わなければ 癒えないまま夜が来て 胸の奥に閉じ込めたの 消えない炎が あの日あの時会わなければ 消えないまま朝が来て 夢の中に押し込めたんだ 私の心が叫んでる