光と影が手を取り駆け巡る 夜の中で生まれた 小さな手のひらからこの世界に 愛を届けたい 荒れ果てた空の下に咲く 一番あかるい花びら 笑いさざめいて君と行く 時の中を 祈りのように 天(そら)と土を結ぶ 君がうたう 優しく 君を想って 君に想われたい 同じ夜に生まれた 二人をいつか見送る空が 安らかであるように 晴れ晴れと続く道の上 かなしみも夢も輝く 騒ぎ立つ心そのままに 生きて行こう この地を横切る風のように ただ綺麗な季節と想い出を 残して行くよ 光と影の中 祈りのように 伸ばした手のひらが 君の涙に触れる 愛しい気持ちが 世界に届きそうな 夕闇に 静かなうた