東京

歌詞

君がいれば何もいらないとか 言ってよ なんかもう寂しくってさ 夢は醒めない 現実(うつつ)との乖離は否めない なんかもう嫌になっていくんだ 表現者になれたら どんなに素敵か そう思ったのはそう もうずっと前だ こんなはぐれ者が叱られもせず 生きてるのが 東京ってやつでさ 愛情なんてないよ君には 同情なんてないよ ここには生活なんてないよ ああ思い出すあの日ばっか 鈍感だっていいよ 僕には才能なんてないのに 好きだ まだ音楽だけが なんだかひどく喉が乾いてさ 頭がうずく なんでかひねる蛇口の水は錆臭くて ダメだなあ ああ愛と平和を謳う曲ばっかだ プロパガンダみたいだもう 思いもしないことばっか歌っていた それは僕も同じだった 傲慢だっていいよ 幸せを奪いにいったっていいよ 所謂理想論なんていつだって 砂漠に咲く花みたいだ ライオンだって群れるよ 一人がいい 理由(わけ)なんてないのに ダメだ強がってしまうよ 人生にも音楽にもリズムにも メロディーにも 正解があると思ってたんだよ それを探し続けてたら随分時間を 食ったな 愛情なんてないよ君には 同情なんてないよ ここには生活なんてないよって 言いながら期待してんだ 不公平だって歌えよ それこそロックンロールなんだろ そんな顔で見ないでよ アコースティックギターを持った もう誰も僕を見ちゃいなかった こんなにも溢れかえってるのに 孤独な街東京で 音感なんてないよ 僕にはもう何にもないけど 好きだまだ音楽だけが 好きだまだこの世界が 好きだまだ音楽だけが