窓の外で揺れるタオル うだるような夏が来てる 水彩画のような雲を見てた 浮かぶメロディー ただ書き連ねてた 度胸試しの校舎 そんな思い出の全ては 君にあったあの夏から ガラスになぞった星座 とんがり帽子の赤いコーン 真夜中の彗星 錆びた自転車 あの夏はゆらゆらゆらゆらり 夜の色した海岸 明日が僕らを呼んでも まだ何一つだって怖くなかったから いつしか僕らの声は 低く小さくなってた なるべく目立たないように こだまするサイレンは 僕への警告みたいでさ 持て余した時間が寂しさを 煽った どうだろう? 運命に抗ってさ 僕らの未来は 変えられるかな? ねえまだまだここから 海を見て笑っていたいけど テトラへ続く階段 はしゃぐインディゴのワンピース ガラガラの電車 肌を刺す冷房 まだ夏はゆらゆらゆらり 海に返った夕立 明日が僕らを呼んでも まだ今日はなんか 終わってほしくなかったから ずらり並んだ赤い提灯 8月末の街の匂いが 胸にくるんだ この声よ届け ねえ、横目で見ていた? 本当はわかってたけど ガラスになぞった星座 とんがり帽子の赤いコーン 真夜中の彗星 錆びた自転車 あの夏はゆらゆらゆらゆらり 夜の色した海岸 明日が僕らを呼んでも まだ何一つだって怖くなかったのに 濃瑠璃の水飴 帰り道のマジックアワー 誰もいない教室 風の踊り場 あの夏はゆらゆらゆらり 先に入った改札 あの日手を引いていたら まだ君は僕の横で 笑ってくれてたかな