Hellblau

歌詞

朝焼け 街を流れていく日々の匂い 言葉は意味をなさない 愛しささえも 何もないままで僕ら 世界を歌って 答えの代わりにした 醒めないように 静かに触れて 跳ね返る僕の鼓動で満たして！ その手を振って 影が見えなくなったら お別れだね。 僕らの声も 君の孤独も 誰かに届いたとしたら？ 眼を閉じて君がしたその祈りも 空虚な線分の上 夕暮れの部屋の中 細い腕が揺りかごを揺らしている 花瓶の花 零れて 輪郭がぼやけていく 身体を離れてしまったようだ 荒涼たる水色の中を歩いている。 風も無く 穏やかすぎるほどに穏やかで その退屈な静けさの中で君は 「まるで天国のようね。」 と呟いたんだ その言葉を僕が忘れることはきっと 無い もう確かめる 術はなくなってしまったけれど 君の瞳に映る景色はきっと どこの何よりも綺麗だったのだろう 醒めないように 静かに消えて 跳ね返る僕の鼓動を満たして！ この手を伸ばして 影が消えてしまったら もう、きっと…… 醒めないように 静かに触れて 跳ね返る君の鼓動を返して！ この手を振って 影が見えなくなったらお別れだね。 僕の叫びも 君の答えも 神様に届かなかった 眼を開けて！ 失ってしまったんだ僕は なくしたその命の 奥に触れた 奥に触れたんだ