あの人に好きな子がいたなんて とんだ呑気な悩みよね あの子に意地悪されたって そんな些細な出来事で 頭抱えて思い巡らせ 悶々とした夜を過ごすこと お好きなように囁いて 馬鹿にしたらいいじゃない あなたにはわからない 満更でもない顔に隠して あなたにはわからない 私はちっとも平気じゃない 思わせぶりな運命や 次回予告の曖昧さ 緊張とは未だ犬猿で 突然訪れる最終回 打ち明けたいわだかまり、裏腹 一言目の不安定さ 私の悩みを簡単に あなたは贅沢と呼ぶけど あなたなら悩まない たかがその程度で落ち込んで あなたなら立ち止まらない 路地裏にも惑わされるし あなたにはわからない 世紀末の最中にいて あなたにはわからない 戦争に耳を塞いでる あなたにはわからない はにかんだ頬を軋ませて あなたにはわからない 私はちっとも平気じゃない 私はちっとも平気じゃない