星の数ほどキスを君と重ねたけど こんな震えた口唇 初めてのことだよ 二人歩いた銀杏並木を 乾いた葉の音が ゆっくりと遠ざかっていく いつものように さよならと優しくキスをして いつものように 夕焼けに染まる背中見てる その頬つたう涙 気づく前になんで 疲れきったあの夜 そばにいなかったの 二人重ねた鮮やかな時間 いつしか色褪せて 二度とは戻らないだろう いつものように 振り返り小さく手をふって いつものように 曲がり角 消える背中見てる いつものように さよならと優しくキスをして いつものように 夕焼けに染まる背中見てる