迷い込んだ 凛とする花街 一輪は濃ゆる 故に遊び虫が好く あたら夜 つくし夜 心配りは程々に 花笑み爪弾き 「ごめんあそばせ、京の町を愛しみ ふわふわと過去を偲ぶ、宵の果」 微睡む恋煩い苦しい あなたへ向かう千歳のまぼろし 嗤い疲れた 宴の痕 おしろいで隠す心像(メロディ) いろはにほへと 千早振る想い 座り込んだ 混沌とした五条橋 一概に無情 何故に趣 船はゆく 鬼さんこちら 色鳴るほうへ 手拍子は程々に うららか半夏生 朧月照らした恋模様 あなたを探す後光はうたかた 嗤い逸れた 宴の跡 おしろいで消す身像(アトリエ) あさきゆめみし 穢れなき想い 現し人離れないで、短夜の枕詞 羽ばたけぬ運命だ、 目の前で息絶えて 現し人離れないで、短夜の枕詞 羽ばたけぬ運命だ、 目の前で息絶えて 微睡む恋煩い苦しい あなたへ向かう千歳のまぼろし 嗤い疲れた 宴の痕 おしろいで隠す心像(メロディ) いろはの戯れ 翳る薫る恋、夏の朝 揺蕩うせせらぎに溺れる鼓動 青葉は過ぎ 私はもう居ない 冬を越せば、春が来れば 雨曝し枯れ気高い、空蝉。 (現し人離れないで、短夜の枕詞) 羽ばたけぬ運命だ、 目の前で息絶えて 現し人離れないで、短夜の枕詞 羽ばたけぬ運命だ、 目の前で息絶えて