真夜中に身を潜めて 静かに辿る足跡 肌寒い風に吹かれ 溢れる風景溶けてく まるで傷跡癒す様に 月明かり優しく夜を照らす せめて行き場に詰まるまでは 思い返さないように 立ち去る前に少しだけ 回り道を探し歩く 木霊する笑い声は 懐かしく夜を彩る 近づいた朝焼けが ぼやかし瞳が乾いた 霧の中刺す苦しさを 踏み付けて傷に飾り着けた せめて言葉が胸の中に 光映さないように 抱き締めた影に今を遺して 鮮やかな空見つめてた まるで涙が落ちる様に 記憶が流れ朝を繋いだ いつか想い前に崩れて 足跡辿らないように 夜明けと共に観た景色を 連れて思い出にさよなら