見つめられたら 笑い返すのさ 腹の中の憎しみまで悟られぬように 戻れぬ旅路に それでも征くのなら 涙や後悔など 見せてやるなよ 忘れられたら 楽になるだろうか もしかしたら貴方も望んでいるだろうか 青い小鳥が 部屋で喚いてる 「貴方の幸せとは 何処にあるの」と 嬌声が響く夜の帳 今 熱を帯びたまま舞台に立て 馬鹿馬鹿しくてさ 涙が止まらない どうせ皆阿呆だ さあ輪になって踊れ ああ もし 今 ふいにドアを開けられても 不細工なステップ踏んで 汗塗れ 笑え 素面に戻るまで 靴を片方 無くしていたのは 慰めや憐れみさえも心地良いから 貴方の瞳の奥に映っているのが 誰でももう構わない どうかその手を 誰かの声も聞こえない振り 欲しかったのはそれだけじゃない ねえ 私だけが 知っているのさ 胸の空白の その正体を 皆 皆 本当は寂しくて 一人きりでは たちまち壊れそうで 呪いにも似た 鎖にも似た 感情を探している その名前は 馬鹿馬鹿しくてさ 涙が止まらない どうせ皆阿呆だ さあ輪になって踊れ ああ もし 今 世界が嘘と明かされても 滅茶苦茶なステップ踏んで 笑うのさ そして さあ 素面に戻ってしまえ!