東向きのマドの カーテンが風におよいだ 部屋の中の空気は あいかわらずじっとしている 今日はうまくねむれなくて 君の声を思いだした ぼくは君の前で せいいっぱい虚勢をはった 君はただ少しだけ うなずいてそっぽをむいた ふんづけたスニーカーと デタラメなビートにのって “ぼくはいつでもそばにいるよ” おざなりなことをいっている “明日からぼくはちゃんとするよ” 何ひとつできやしないのに しないのに… うまくいくと思って いつも悲しみが残った 気付かないフリをして とりあえず前だけむいた 大きすぎるジーンズと くたびれたプライドをはいて “あと少しがんばってみるよ” どうもなんないと思うけど “きっと明日いいことあるよ” ほんとうにあったらいいけど いいけど… “ぼくはいつでもそばにいるよ” おざなりなことをいっている “明日からぼくはちゃんとするよ” 何ひとつできやしないのに しないのに…