触れたくても触れられぬような ものばかり追いかけた 微睡みの中浮かんだ景色を辿って 空有の脳に次はどんな 言葉を取り込もうか どうせいつかは手放してしまう 貿易船は遠くに 浮かんだ 僕の思想も運んでくれないか 胸の内に隠してた言葉を 紡いだ 今 僕らは帰るのだ 静かな波音だけ こだまするように リフレインする海まで 正しく帰れるさ 僕らの瞳から 落ちた雫は あの海と同じ 塩味を しているよ 生まれたものはいつか死ぬんだ いくら つよく なっても 物語はきっと その先も続く 空を滑り降りるパラグライダー 着地点はまだ決まっていないんだ 下りながら上っていく感覚に 酔いしれたら 僕らは帰るのだ 静かな波音だけ こだまするように リフレインする海まで 正しく帰れるさ 僕らの瞳から 落ちた雫は あの海と同じ 塩味を しているよ