さっきいた町も通り過ぎたようで ぼんやり遠くに 未知の都市がきらめく 浮き足立つ お行儀よく… ハイウェイを通り越して どこまでも行け ビー玉の瞳に月のうさぎ ひざの上握りしめた手は 今ギュッと汗をかいて 東京行夜行バスは今夜 貴方を迎えにゆくわ 借りたままの愛を からっぽの リュックサックに詰めて ハレーション 飛び込んだライトにハッと気づく なんとなく良くない夢を見てた 深く息を吸って吐いて 三度目の正直はどうせ行方知れず 四度目の季節が髪を撫でる 抱きしめてきた思い出たちも もうずっと冷たいまま 「ダーリン月まで連れてって」 あの日のわがままは 引き留めてはいけない気がした 僕を許しておくれ ラララ… 友人から見違える程 きれいだと聞きました 貴方に送る言葉 花束にして みたけど思ったより 貴方が遠くて萎れてしまいました 東京行夜行バスは今夜 貴方へは辿り着かない リュックサックには本もパンも 迷わないための地図も 1人で歩いていけるように ちゃんと詰め込んでるから ラララ…