君の吐いた煙が 排気口を抜けて 空を蝕んでいく そのスピードほどで 酷く矮小な この左胸の箱も 重くなってった あぁ 鋭いナイフのよう 赤い鮮血のよう 切れない包丁のよう 固まった黒い血のよう けばけばしい花束のよう けばけばしい花束のように 美しい 派手で長い 爪で抉った どうしようもなく 傷つけ合った 狭い部屋で殴った 俺を何度も殴った 派手で深い 傷ができて どうやったって 消えはしないや こんな歪な形で残った ずっと消えることない愛だ そうでしょ? 君の吐いた煙が 排気口を抜けて 空を蝕んでいく そのスピードほどで 酷く矮小な この左胸の箱も 重くなってった あぁ そうやって なんだって 全部君のせいにして 軽くなるわけないよ もう 泣いたって 吐いたって 全部愛しいもんだ この重さと歩いていくよ 派手で長い 爪で抉った どうしようもなく 傷つけ合った 狭い部屋で殴った 俺を何度も殴った そんな君を 俺は愛した 大嫌いな君を愛した 砂が落ちきっただけさ そうでしょ?