ゆっくりと目を閉じてゆくように 夕暮れがまた今日も降りてきて ため息を金色に照らすから 悲しみは少しだけ色褪せる このままずっと何もかも 止まっていればいいのに そして世界はいつも ためらいもせず 飲み干していく すべての思いを それはあまりにも 完璧な運命 立ち尽くしたまま 動けないほどに 夜の匂いなぐさめを運ぶように 柔らかにこの頬を撫でていく 気が付けば何一つ 見えなくなってしまう やがてとても微かに 聞こえ始める確かに そして世界の上に 朝が訪れる そっと息をのんで そして世界は今 動き始める すべての思いが 溢れ出していく だからこそ僕ら また歌いだすよ たとえその声が 届かないとしても