この爪先の向かう先が 次の道しるべなのです そしていくつも荷物ひき摺って 何度も同じ道をゆく この指先の示す先が 私を呼ぶ場所なのです そしていくつも未練ひき摺って ぐるぐる同じ道をゆく 隣を見て ふり向いて 呼び止められて 誘われて 想像の世界で蔑まれ 居ない人の言葉で傷ついた 失うときはいつも簡単で 手にするときはもっと単純です もう何度もくり返して もう幾度とくり返して 分かっているのに… この両手に感じるものは たぶん命綱なのです そして叶ってもない夢ばかり 毎日口走ってる 真似をして 真似をして 「あなただけよ」と惚れられて 気づいた時には また一人 去りゆく人の声が響く 失うのものはいつも純粋で 手にするものはもっと混沌です もう何度もくり返して もう幾度とくり返して 今日もぐるぐると 夜をさまよいましょう… 真似をして 真似をして 「あなただけよ」と惚れられて 気づいた時には また一人 去ったあなたの声が響く 失うときはいつも簡単で 手にするときはもっと単純です もう何度もくり返して もう幾度とくり返して 失うものはいつも完全で 手にするものはもっと窮屈です もう何度もくり返して もう幾度とくり返して くり返して…