深く暗い青の淵 そこで歌を唄っていた 自分の体の重さを 忘れようとしてた 凪いでいる時の方が 余計怖くなっていた 続ける理由掻き集めては 微熱で溶いた 上手く言えないけど そう悪くもないよ 寂しくなったけど 呼吸をイメージしてる あなたをあなたごと愛してる どこかできっと笑っていますように 遠くまで届くまで そうしてあなたの歌になるまで 僕は息をする 飛び跳ねる 水飛沫で顔を隠すように クジラ啼く 言葉よりずっと言葉のような 声で啼く 選べなかった未来は どんな今だったと思う? 目減りしてく熱をそれでも 分け合えたかなあ? 上手く言えないけど やっぱり愛してるよ Y字路で元気でね もう少しあと少し あなたはあなただけ 分かってる それを認めて歌っていれるように 息をするその度に 水飛沫が高く高く上がる あなたをあなたごと 愛してる まるで小さな虹を描くように クジラ啼く 言葉より もっと言葉になった 声で啼く