小さな頃から 好きな風景は 港を離れる 大きな船を 五色のテープに 無事を祈って 涙で見送る 風景 愛する者たちに言葉はいらないと 手を振ることだけで涙をかくし 五色のテープが たとえ切れても はるか異国の町まで 今港の見える丘で膝をかかえて 船は水平線に白い煙残して 信じることだけで 一人季節を待つことの 悲しみ遠く見つめています これが私の好きな 風景なんて 私の大事な 風景なんて 最後に聞こえた かすかな汽笛は 元気でいるんだと私に向って 五色のテープは あなたを追いかけ すがる私の風景 今港の見える丘で膝をかかえて 船は水平線に白い煙残して 信じることだけで 一人季節を待つことの 悲しみ遠く見つめています これが私の好きな 風景なんて 私の大事な 風景なんて