♪ 君と別れたばかり 電車の吊り革に揺られ 言いたくもないサヨナラ言って 灯りの消えたままの部屋に帰る 悲しくなるのはいつも こんな時なんだ 時計の針を気にしながら 世間話と 醒めた珈琲 から回り 君がサヨナラ言う前に 強く抱きしめてみようかな 君の笑顔一人じめしたい わがままな 僕だけど ♪ 読みかけの雑誌をかたづけ 灰皿のすいがら 捨てて 固い木の椅子に 凭れながら 煙草の紫煙に 君の横顔のせる 僕が君を迎えに ゆけるようになるのは いつのことだろう 自分でもわからず まして君に「待っててほしい」 なんて言えない 君がサヨナラ言う前に 強く抱きしめてみようかな 君の笑顔一人じめしたい わがままな 僕だけど 君の心一人じめしたい わがままな 僕だから ♪