サマータイムマシン

歌詞

朧げな記憶たどって まだ探し続けてる 未来に宛てた手紙 届けたのは偶然で あなたは覚えてるかな 世界が変わった日を 色褪せた写真はもう 答えてくれやしない 世界が今日とて騒がしいから 聞こえないフリ 大事なこと忘れないためさ 誰にも見えない夢だから そっとクズカゴに捨てないでよ その気持ちを僕は今も覚えてる だから星を掴もうとしたことを どうか忘れないで 切れ端にずっと残しておこう 綺麗なスーツのCMに 騙されちゃって、お気楽? 「日和見健忘症です」って ジョークにもならないぜ 泥まみれの靴ではしゃぐ あの子はどこへ行くの 渚の町に浮かぶ 飛行船に訊こう 世界のお約束とやらも少し わかったような気がしてるよ でももう少し、ね 他人には聞こえない歌なら きっと君と私の秘密だね 壊れたままのラジオが夏を運ぶ 燻る思いが波にさらわれても どうか傷つかないで 歩き出す君を見てみたいんだ 君の代わりならいくらでも 私の代わりもいくらでも そんな欺瞞に縛られているままじゃ 行けない 君の手は多分取らないけど 怒らないでね 美しく羽撃ける 誰も触れない二人だけの 国がこの世にあるのなら 雲の向こうだってすぐに 行けるだろう たぶん、明日もまだゆらめく小道に 影を落とすけれど サマータイムマシン、 消さないでおいてね