冬の日暮れの静けさに クローゼットの奥しまってた 手帳たちを開いてみる 似顔絵付きのたくさんの想い 綴った記憶ははるか遠く あの街の部屋に置いてきた 擦りきれるほどに聴いた曲の サビが浮かばずさみしくなる 通りゆく時雨に霞む日々 失えないものに今はつながれ 瞬いて 青の彼方 ああ 胸の奥にまだ覚えてる鼓動 わずかな風に痛いほど揺れた 奇跡みたい 君と笑うだけの永遠に 夢中で生きてたんだな 「綴らなくなった今日」だって 確かに生きれば 宝石に変わるのかな 煌めきはもう遠いもの、 だと思わずに 点を重ねて 線ができて 自分だけの道 歩いてる 下を向かず生きてきたと 手帳の君に伝えたいな いとしいすべてを 燃えるような言葉に変える 魔法を持って 形を変え 光る 青の彼方 くりかえす今日を 超えてゆく力 夜明けの色や匂いが変わっても 君は負けないよ 君は前を見て それが あの日々の答え 振り返るたびに分かる 思い出は 曇りガラスに差し込む光だ 君の青春に胸を張って あの夢のはじまりの部屋から 今日が続いてるよ