片っぽ靴投げて 遠くまで飛ばしたら 草深い河原の奥 その花は咲いていて 無邪気に手折った 指を刺す棘の花 手招きをしてる あの子まで追いついて 一人、二人 友だちは帰ってくけど あと少しだけ 僕らは余韻まで楽しもうぜ 影が伸びてく 歩道をまたぐ 日暮れを追いかけ 追い抜いて 僕ら 遥か遥か 遠くまで来たね 17時のチャイムが響くまでずっと 幸せに咲いてた野バラ 思い出して僕を 棘はある そのために 言葉なく別れてく夜が 来るまでは 一人、二人 友だちは帰ってくけど あと少しだけ 最後の余韻まで楽しもうぜ 僕らの影が伸びてく 歩道をまたぐ 日暮れを誰と見送って 僕ら 遥か遥か 遠くまで来たね 17時のチャイムが響くまでずっと 幸せに咲いてた野バラ