海から巨大生物が現れて 僕を襲おう時には あらゆる絶望に 食い尽くされているから もう食べられるところはないんだ 逃げ道などいくらでもあるよ あなたみたいな人には どうかお願いだから 理不尽なものには 捕まらないでいて欲しいよ 漫画を読む悪魔は 目から樹液を流して うとうとうとうと 叶わぬ夢に 永遠があると教えてもらったんだ この僕が 一番壊してみたかったものは 一番大切にしていたもので それを薄情と言われてみようが 決して変わらない 事実が存在しているの その手が自らの身を滅ぼす前に 本当は教えて欲しかった 遠くの街であなたが映画を見て 泣いているのなら その映画が今夜の僕の夢であって 終には僕の夢を見て欲しい 部屋中の冷えた文字から 蜜が吹き出してきて とろとろとろとろ 不満はないけれど 言いたいことは少しだけ 残っているから デジタルカメラに写せないものが いつでも僕の首筋掴んでる 心配性のあなたが笑って 僕を捨ててくれる日を待っている その手がどこか誰かを裏切る前に 話して欲しかった 一番大切にしていたものが 壊れる瞬間見たいから それを薄情と言われてみようが 決して変わらない 事実が存在しているの その手が自らの身を滅ぼす前に 本当は教えて欲しかった