東京の僕の街に 珍しく雪が積もった朝 子供みたいにはしゃぎたいけど 出掛ける用事も特になくて なんとなく 寒いのが 苦手だった君を思い出した 何もなかったあの頃のように “雪が降る” それだけで 君に 会いにいけない今が もどかしくて ただ切なくて 同じ気持ちでいるのなら 少しは救われるけど 「仕事がどうも片付かなくて、 多分今年も帰れそうにない」 「子供ができたあいつによろしく」 「そういえばあの娘、 今なにしてるの?」 何気ない会話の やりとりも あの頃と違ってる アルバムの中へ逃げたくなる そんな日もたまにあるけど 「大人になんてなるもんじゃない」 って愚痴るような 大人にだけはなりたくない そう言い聞かして暮らしてる 足跡のない新雪のような 未来はまだ残ってるから 時間の速さを憂うより 君と同じ時代を生きれることに 感謝をしなくては 何もなかったあの頃のように “雪が降る” それだけで 君に 会いにいけない今も 愛せるって 強がれるんで みんな元気で暮らしているなら それだけで 全部 幸せ アルバムの中の君に 「大人って悪くない」って 心からそう言えるように この街で暮らしてる そっちは雪は降ってる?