果てなく見える闇で 僕を避けるように振る 光さす方を見た 近いようで遠くて 誰かの裏で誰かが泣くと 世界の摂理 返らない 便利な言葉で紡ぐ嘘ばかり わからないはずだと決めつけるのが 楽になれる方法だとただ僕は 信じていた 譲るな本能 確かに今ここで感じること 不変の価値は 濁らない 踏み躙られ続けても 訝る視線が 痛みを忘れさせてはくれない あるべき理 要らぬ嘘 燃やして 灰にかえそう 借り物の言葉を 並べへつらう者に 蔑まれ慣れてる 喉元に切先 誰かの顔や 些細な言葉 小さな世界 掻き乱す 制御もできない惨めな自分が 嫌いだと言って傷つけるのが 楽になれるただ 一つの方法だったはず 気づいて本能 心の奥底に感じること 不滅の愛は 薄れない 寒さに凍り付いても 優しい眼差し 最期に見るのはあなたがいい 全てを捨てても 再び 灰から 生まれ変わろう 超えて僕らを 縛れない (時すら)(縛れない) 向かう風 翻し 剥き出しのままで 輝けたら 砕けた本能 つぎはぎだらけで醜くても 不敵の笑みは 曇らない 灰が積もり隠れても 未踏の大地を 捉えて眼前に雲はない 誰にも知られず 飛び立とう 灰から 生まれ変わった 果てなく見える闇で 光は僕の元へ