遠くなる風の音に 箱舟が導く光へ 移りゆく時の中 全てがいつか変わっても 思い出せる それは悼み それは祈り 永い果てに辿り着く 寄せて返す記憶と 懐かしい香り 波間解け消える 青の夢 宙を泳ぐ影ひとつは 微睡みに溶けて 永遠が叶う場所 注ぐ陽はただ鮮やかに 生まれては消えていく 言の葉を 未だ此処で 信じている それは誓い それは証 出逢い廻る 失っていた季節 流る雲に 触れられはしなくとも 溢れ出す温もりが 今 風が攫う音色は 願いを乗せて西へ 満ちて揺れる水面に 愛おしい調べ 淡く名残映える 青の夢 目覚め繰り返す景色を 漣に澄ませ 永遠が叶う場所