ああほらまたつまらないことで 泣いてしまう 今日もほんの下らないことで 項垂れてしまう 私の痛みなど構って 欲しいだけの玩具だと いつのまにか誰かにそう 洗脳されている ああほらまたつまらない言の葉を 吐いて 今日も 本当下らない夢に生かされている 歴史も国も跪いた大きすぎる 欲の群れ 神は誰だ? 羽も鰭も奪われて何処へ行く? 孤独な文明の果て もしも祈り届くならば ただ一つだけ紡ぐの 朝陽が空を抱いて染めるように 痛みも温もりも伝えば良いのに 頭は容易く研がれてしまっても 心は誰にも洗わせるなよ ああほらまたうら 若い過去に囚われて 今日を 本当下らない今日にしてんのは誰? 希望と未来に飛び散った小さな 脳の黒点 広がってく 皺も命ものばされ何を為す? 孤独な運命の果て もしも祈り届くならば ただ一つだけ願うの ああ、森を駆けるあの川のように 望まず身を委ねられたら良いのに 私に流る血は途絶えても 心はどこまでも泳いでゆける 朝陽が空を抱いて染めるように 痛みも温もりも伝えば良いのに ああ、人はいつか終わりゆくけど 心は誰かの心に灯る 滅ぶ前にさあ、今 ああほらまたつまらないことで 泣いてしまう 今日もほんの下らないことで 項垂れてしまう 私の痛みなど構って 欲しいだけの玩具だと いつのまにか私にそう 洗脳されている