三階の角部屋 狭いベランダから 見下ろす街は今日も 灰色でつまらない 洗濯物と一緒に ため息を干している 「いつか」って言葉だけが 風に揺れていた スマホの画面の中 楽しそうな友達 「いいね」を押す指先が 少しだけ冷たい このままここで腐ってくのは なんだか違う気がして 履き慣れたスニーカーの 紐を固く結び直した 鉄の柵を握りしめ 見上げた空はどこまでも青くて ちっぽけな悩みなんて どうでもよくなったんだ 誰かが決めた境界線 飛び越える準備はもうできてる 助走をつけて今、踏み出すんだ さあ、ベランダから青空へダイブ 臆病な昨日を蹴飛ばして 窮屈な部屋に鍵をかけて 知らない世界へ飛び込もう 失敗したって笑い飛ばせばいい 傷跡は未来の勲章だから 風を味方につけて どこまでも飛んでいけるはずさ 「どうせ無理だよ」と囁く もう一人の自分が いつも足首を掴んで 離してくれなかった だけど君の「君ならできる」という その真っ直ぐな瞳が がんじがらめの心を いとも簡単に解いてくれたんだ 部屋に飾ったままの 埃かぶったギター 夢を見ていたはずの僕は どこへ行っちゃったんだろう 思い出せるかな あの頃のコード進行 下手くそでもいいからもう一度 情熱をかき鳴らしたい One step from the comfort zone, a brand new episode 閉じこもってた部屋に goodbye, on the road 不安と期待の a mixed caseload でも進むしかないぜ reload & upload 柵の向こう側の a new world 未知との遭遇に a big hello 翼を広げて just let it flow 隣の部屋から聞こえる 笑い声に少し焦ってたけど 今はもう気にならない 僕には僕のテンポがあるから 誰かの地図をなぞるより 道なき道を行きたいんだ コンパスは胸の中にある 今、ベランダから未来へダイブ 後悔なんて追い越して 錆びついたドアを蹴破って 新しい景色を見に行こう 転んだってすぐに立ち上がればいい 涙は明日の起爆剤だから 太陽を目指して どこまでも昇っていけるはずさ 一人で見上げていた空を 今は君と見ている 同じ青でも昨日とは 全然違って見えるんだ 一人じゃ見れない景色が この世界には溢れてる 君が隣にいてくれるなら もう何も怖くはないよ 干したばかりのTシャツが 太陽の匂いをさせてる 当たり前のこと全てが なんだか愛おしく思えた もうため息は干さないよ 代わりに希望を掲げよう この小さなベランダは 世界へ続く滑走路だったんだ No more looking down, just look up to the sky 閉ざされた mind, time to say goodbye 翼がなくたって we can fly so high 限界なんて just a lie, don't be shy 君と僕なら the perfect ally どんな壁だって乗り越える try 始まりの合図 a battle cry 眼下に広がる街並みが まるでジオラマみたいに見える 僕らはもっと自由なんだ そう確信に変わっていく 誰かが引いた白線から 大きくはみ出してやろうぜ 世界は僕らが思うよりずっと広い 今、ここから世界へダイブ 涙も迷いも振り切って 常識の空を突き抜けて 誰も知らない場所へ行こう ボロボロになったって構わない それが僕らが生きた証だから 君と手を繋いで どこまでも駆け抜けていけるはずさ
