僕が君に出会ったのは 3月の真ん中のこと 堂々巡りの果てで 見つけられた宝物 外は風切る寒晴 春を待つ動物たちと 今日の日のこと ずっと覚えていたい僕だけ こういう気持ちが 永遠にありゃいいのに 僕は日々 忙しさにかまけて 君のこと考えない日もあるの 喧嘩もするでしょう それでもいつか 大人になってしまうような そんな時が来るまで すべてを渡したい 僕が君に出会ったのは 3月の真ん中のこと 東京都心の空は 晴れて過ごしやすい気候 がらんとした部屋には1人 することもなくて映画を観た 上手な言葉で表せられりゃいいのに 僕は「可愛いね」なんて言ったきり 眠る顔をただみつめていた このさき、良いことが 君に起こりますように どうか悲しい時は思い出して 君を愛してる