気のせいだよ 怖くはない 窓を開けて 此処まで来て 此処まで来て 信号機は揺れているよ 濡れた道を照らしながら 君の声が頭を打つ 汚れないでくれ そう願った 願った この手にまだ残っている 甘く苦い蜜の匂い 君の声が頭を打つ 立ち尽くして ただ 無力を知った あどけなく笑う君が冷たい夜を 溶かした 永遠に思えた 思った 気のせいだよ 怖くはない 窓を開けて 此処まで来て あどけなく笑う君が冷たい夜を 溶かした 永遠に思っていた すべて許されるような気がした でも君は春の泡へと 溶けてしまったんだ もう会えないから 笑った 笑うんだ さよなら