地下鉄に乗って向かっているのは みんなと同じ夕暮れの桜木町 改札で私を出迎えたのは 海の匂いとあなた 少し前を行く背中 早歩きでついて行くけど これじゃはぐれちゃうよ 今花火が打ち上がった この瞬間どれくらいの人が 恋に落ちたんだろう キラキラ揺れる観覧車 差し出された手を握った その汗の心地良さを 一生忘れないでしょう 日に焼けた肌に近づいた 夏の夜風が吹いた 8月に入った夏休み後半も 退屈なまま終えるんだと思ってた そんな私に幸せな時間と ときめきくれたあなた 少しざわつく髪を 耳にかけ直す度何度も 横顔見上げた 今花火が打ち上がった ぎこちなく手を繋いだ あどけない二人を 見守るランドマークタワー 駅へ向かうエスカレーター 私の気持ちなんて 知ったこっちゃない 日に焼けた頬にキスをした じゃあまたねと手を振った 今花火が打ち上がった この瞬間どれくらいの人が 恋に落ちたんだろう キラキラ揺れる観覧車 差し出されて握った手を あなたが強く握り返したその時 二人は永遠に結ばれた きっと花火の魔法は 夏が終わっても解けない